「指を置く」展

ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)で開催中の「指を置く」展。

広告の領域をポーンと超えられて久しい佐藤雅彦さんと、

佐藤さんのお弟子さん、メディア研究者・齋藤達也さんとの二人展です。

「指」の語源は「及び」であり、

「指を置く」行為は目の前の事象を「自分事」にする――。

ひととおり展示を「体験」した後にそんな説明パネルを読んで、

「なるほど!」と深く納得しました。

スタイリッシュかつユニークな「作品」の数々に指を置きながら得られるリアルで不思議な感覚は、

眼前の、二次元の絵や映像が、たちまち「自分に及ぶ」ことへの驚きだったのです。

前からなんとなく知っていたようでありながら、

これまで一度も意識したことのなかった世界。

ぜひ一度、gggでご体験ください!


「もっと泣いてよフラッパー」

串田和美氏、自由劇場時代の代表作「もっと泣いてよフラッパー」。

1977年に誕生したこの作品、数回の再演を経て、今回22年ぶりの上演だそうです。

時は1920年代のアメリカ。

いわゆるジャズ・エイジの、バブリーなシカゴ。(あくまで「想像の」だそうですが…)

人気のクラブ「ラ・リベルテ」には、

訳ありの踊り子、残酷なくせに純朴なギャング、八百長から逃れられないボクサーなどなど、

さまざまな人々が集まってきます。

愛と死に彩られた彼らの個々の物語は、

時にほほえましく、時に切なげで、ひとつひとつがとても魅力的なのですが、

おもしろいのはそれらが、一つ所に回収されず、なんの意味づけもなされないところ。

彼らの悲しみ、苦しみ、よろこびさえもが、歌と音楽とダンスに昇華され、

シャボン玉のようにパチンパチンとはじけ散ってゆく――。

その人生そのものが、まさに「ショー」なのです。

この舞台には、教訓も涙もない。でも、観終えた後もずっと心に残る、感動があります。

串田氏が志向する「演劇のための演劇」とは、きっとそういうものなのでしょう。

上質なエンターテインメントとしての舞台を、満喫させていただきました☆


「国民の映画」

三谷幸喜氏の舞台、「国民の映画」。

初演を見逃して悔しい思いをしていたところに、うれしい再演です。

舞台は戦時下のドイツ。

「プロパガンダの天才」、宣伝大臣ゲッペルス邸で催されたホーム・パーティの数時間に、

途轍もなく濃厚な人間ドラマが繰り広げられます。

自分の感性の不足を、理論と知識で補おうとする哀しいインテリ。

あるいは、芸術を愛しながらも、芸術に愛されなかった男。

三谷氏が描き、小日向氏が演じたゲッペルスは、そんな人物に見えました。

どんな冷酷な歴史にも、人間の温度は感じられる――。

芸術を芸術で語ろうとしているからでしょうか、

フィクションならではのリアリティのようなものが漂う、ちょっと不思議な舞台です。


『MdNデザイナーズファイル2014』

デザイナー年鑑の決定版、『MdNデザイナーズファイル2014』。

グラフィックデザイナー248名の代表的な仕事と連絡先が掲載された、豪華な一冊です。

きれいな作りで、ページをパラパラ見るだけでも楽しめます。

青木も載せていただいていますので、ぜひお手に取ってみてください☆


アートディレクター養成講座

本日、「宣伝会議 アートディレクター養成講座」で青木が講師を務めさせていただきました。

こちらの人気講座、実は青木も修了生のひとりです。

お声掛けいただき、とても光栄に感じています。

常々心掛けている「デザインの言語化」を教室で試された2時間。

アートディレクターの仕事を眺め直すという意味でも、良い機会をいただきました。

受講生のみなさま、ご担当くださった宣伝会議のみなさま、ありがとうございました。

ちなみに、、、

現在、ハツメイではデザイナーを募集しています。

ご興味のある方、ぜひご応募ください 。お待ちしております★


SONY/Camera Reuse Project

ソニーで展開しているカメラ・リユース・プロジェクト。

使わなくなったカメラを、被災地に暮らす子どもたちの記録用に役立ててもらおう!という試みです。

もしお手元に使わないカメラがあれば、ぜひぜひソニーストアまでお持ちください。

ハツメイでアートディレクションを担当させていただいています。