「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」

森アーツセンターギャラリーで開催中の「こども展」。

「こどもを描いた近代絵画のパノラマ」と銘打たれているとおり、

こどもをモデルとした19世紀以降の作品がずらりと並んだ贅沢な展覧会です。

これらの多くに共通して見られる特徴は、我が子をモデルとした、私的な領域にまたがった作品であるという点。

見る/見られるの緊張関係がスパイスとなる注文絵画とは異なり、自然な温かみを感じさせるものが多かったように思います。

こどもの絵というと、どうしても「あどけなさ」を求めてしまいがちですが、

これだけたくさんの「こども」が並ぶとかえってそれを意識しなくなるものです。

人形を抱きつつもどっしり堂々と構えたルソーのこども絵も、

造形的表現の追求において「モデル」であることを求められた、無表情なセザンヌの息子も、

それぞれがそれぞれに魅力的でした。

開催は今週末、29日までです。ご興味のある方はお早目に!


「グランド・ブタペスト・ホテル」

かなりの話題作にもかかわらず、都内では小さめの劇場のみの公開。
2週目に入っても休日は満席、プログラムは完売状態でした。。。
なんとなく集めている映画やお芝居のプログラムの中でも
ウェス・アンダーソンらしいポップさを感じさせる「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」はお気に入りなので、
今回もちょっと楽しみにしていたのですが、、、残念。

でももちろん、作品は文句なしに楽しめました☆
枠物語的な構造で3つの時代を行き来するわりにはわかりやすいストーリーで、
ディテールまで気を抜かないステキな作りです。
余白のないみっちり感に、監督らしさを感じました。