3人の父と、ひとりの母。

映

トム・フォードの『シングルマン』とマシュー・ヴォーンの『キック・アス』、どちらも好きな映画です。だから、キャストや設定が重なる『キングスマン』にはかなり期待していました。

でも観終えた後、なんだかものたりない。なぜかしらと考えてみたら、主人公が期待≒思い込みと違っていたからなんですね、きっと。この映画、物語としての主人公はハリー(コリン・ファース)ではなく、完全にエグジー(タロン・エガートン)。あれれ?と思いつつエンドロールを迎えたところで、わたしもやっと気がつきました。

ああこれは、「成長を遂げた若者が、3人の父に代わって母を守り抜く物語」だったのだ、と。

そう振り返ってみると善/悪の配置も結構ステレオタイプだったりして、ポップな演出のわりに筋立てはコンサバな気も。

「3人の父」については観てのお楽しみですが、、、個人的には、ハリーの魅力に惑わされず、エグジーに注目して安定したアクションドラマとして楽しむことをおすすめしたいと思います。〔K〕


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