ギュウギュウ詰めのファンタジー

映

今年初めに観た映画は、『リザとキツネと恋する死者たち』。2014年のハンガリー映画です。

監督と脚本を務めるウッイ・メーサーロシュ・カーロイ氏がCMディレクターだからなのか(?)、一言でいうと「過剰」な作品。ギュウギュウ詰めのブラックファンタジーでした。(褒め言葉です。)

70年代のブダペストに生きるリザは、日本の昭和歌謡と恋愛小説を愛し、ハンバーガー屋での出会いを夢見て、「COSMOPOLITAN」に憧れています。慎ましく生きていたはずの彼女の周りで、ある日を境に次々と人が殺されていくのですが、その真犯人はリザに執着する日本人のユーレイ歌手・トミー谷。警察も手を焼く連続殺人事件が日本・那須の狐の伝説と重ねられ、そこに刑事ゾルタンの一途な恋も描かれ、、、、、と要素だけでもかなりの大渋滞。しかも、歌ありダンスありお色気ありです。でも決してわかりにくくはなく、そんなに疲れもせず、最後まで楽しく観られました。

ちなみに、リザの愛読書の作者は「庵造みどり」となっていました。じとっとした不思議ちゃんというキャライメージのつながりからも個人的には尾崎翠が連想されたのですが、、、直接の関係はなさそうです。〔K〕

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