MANGA:『春待つ僕ら』(あなしん)

映画も始まって、なにかと話題の『春待つ僕ら』。引っ込み思案なヒロインが「バスケ部イケメン四天王」と仲良くなって、そこにスパダリ系の幼なじみが加わって・・・と設定だけでおなかいっぱいになるオトナも多いかもしれませんが、まったく心配いりません!文句なしにおもしろいです!

ヒロイン・美月をめぐってライバル関係にあるのが、永久くん(1・7巻表紙)とあやちゃん(5・11巻表紙)。このふたりの「好き」が意外と複雑で興味深いんです。

永久くんは美月の真っ直ぐさに惹かれているだけでなく、高校バスケ界のヒーロー・神山さん(=あやちゃん)に負けたくないという思いが強いようです。あやちゃんのお墨付きが永久くんの中で美月の価値を上げていることは間違いなく、それを手に入れることが彼との勝負のひとつになっているのかなと。

一方、大人びた愛を語るあやちゃんは「たかが恋には負けない」と豪語し、美月が永久くんに惹かれているとわかっていつつ、彼女を手放しません。(この噛み合わなさ、あやちゃんのスマートな身のこなしがなかったらただのこわい人かも⁈ )

ふたりともある意味、美月自身の存在を無視しているわけで、、、こういうオトコたち、近代小説の中でよく見かけます 笑。どちらを選んでも、結局美月は美月として、幸せになれないような気がしてきました。

・・・と言いつつ、個人的には断然あやちゃん派なんですけどね!

マンガの映画化は原作が完結する前に全然違う結末に仕上がることも多いですが、『春待つ僕ら』はどうなんでしょう・・・?『デザート』の連載の方でもなんとなく収束に向かっている感じがあり、気になります。個人的には引き続き、あやちゃんを応援したいと思います!

image1 (1)


You must be logged in to post a comment.