寡黙な魅力、カテゴライズの妙。

いただいたチケットで、写真美術館へ。

ふたつの展示を見て来ました。

「コスモス―写された自然の形象」は、

「写真のエステ」と題されたコレクション展。

五行思想に基づき、木・火・土・金・水に分類した展示が新鮮でした。

写真に限らず、最近はカテゴライズの妙を感じさせる催物が多いようです。

枠組みを作り、作品を選び、並べるキュレーターさんたちのお仕事は

さぞかしたいへんで、またさぞかし楽しいことでしょう。

勝手な想像ですが、とてもうらやましく思います!

須田一政「凪の片」は、70年代から現在までの作品を一挙に並べた個人展。

寺山修司主宰「天井桟敷」の専属カメラマンも務めていた須田氏の作品は、

独特の緊張感と妖しさが魅力です。

見えないはずのものまで映りこんでいそうな、恐山のシリーズが特にステキでした。

寡黙に被写体と向き合う写真家の姿が浮かぶ、まじめな作品の数々。

その魅力を最大限に生かそうと、趣向を凝らしたモダンな展示。

計算し尽くされた心地よい空間で、今回もじゅうぶんに楽しませていただきました。


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